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  新年をむかえて

 NPO法人あんずぽこの活動も丸三年たちました。子どもや親の話を聞くにつれ、不登校は個人的な問題なのではなく、社会の課題のあらわれだと分かってきました。善良な市民が平和に暮らせる世の中にと願っています。

 本年もどうかよろしくお願いします。

2017年1月  代表 河村夏代


  新年度をむかえて

 巣立った若者4人の新たな門出の春を迎えました。入学式を前に、緊張して、夜も眠れないのでしょうね。その姿を思うと、胸がキュンとしてちょっとうらやましくもあります。人生の記憶に残る春、になることでしょう。

 NPO法人あんずぽこは、2年目に入りました。今年度も応援よろしくお願いします。

 私にとっても記憶に残る寒い春になりました。ある学校関係者が「熱心なのは分かるけれど、そこまでやらないといけないのか?」と言われ、びっくりしました。ではどうすれば良かったというのでしょう。「正しすぎる」ことがけむたいのだろう、と多くの人はなぐさめてくれます。

 そんなとき、しばしば私は20年前のことを思い出します。阪神淡路大震災、揺れる最中にどうすればよいのか、「正しいこと」が分からず、私は大変混乱しました。「机の下に入りなさい」「机の下は物が落ちていて入れない」と息子。返す言葉が見つからず、自分の布団の中にわが子を招き入れ、死ぬかもしれない恐怖を体験しました。

 世の中には、何が「正しい」のか分からないことはたくさんあります。「正しすぎる」ことなどあるはずはありません。あんずぽこに来る子どもたちは、私にそう教えてくれます。子どもたちの素顔の清潔さに癒され、励まされ私の寒い春にも桜が咲きました。

 さて、2年目は「不登校」とラベリングされ、片付けられている子どもたちやその保護者の苦悩について、少しでも代弁できるよう、学校に行くことが出来ない子どもたちをより深く理解することが目標です。ご意見、ご支援お願いします。

2015年4月  代表 河村夏代


  新年明けましておめでとうございます。

 昨年神戸新聞に掲載していただき、その後新たに利用して下さる方が増えました。

 通い始めて1ヶ月くらい経過すると、どの子も見違えるほど元気になります。通うのに慣れてくると、ちょっと怠けてみたり甘えてみたりして、私たちが試されます。私たちは横着者ぞろいですので、子どもを信頼して子ども任せています。やがて子どもたちは復活して、自力で動き始めます。休み前にたくさん宿題をせがんで、頑張った子、受験めざし必死で自分とたたかう子、もいます。将来の夢を語ってくれます。でも時には気持ちほどに行動がついて行かず、あせってしまう。

 でも、みんな確実に前進していますよ。

 私はそういった子どもの変化をそばで見て、子育てを思い出します。たくさん子どもが育ってゆくようで楽しみです。

 NPO法人「あんずぽこ」を設立して良かったと思っています。今年も次の一歩を踏み出します。どんな一歩になるのか楽しみです。応援よろしくお願いします。

2015年正月  代表 河村夏代




  ごあいさつ

特定非営利活動法人 あんずぽこ 

理事長 河村夏代   

 思春期は自立した社会人になるための重要な期間で、子育ての仕上げ期にあたります。

学校教員は近年、子育て支援も含めますます多忙になっています。

学校に適応しにくい子どもの状況は多様で、 教員がしたくてもできないことがたくさんあります。

 今すべきことを今、少しでもお手伝いしたいと願っています。

  子育ての仕上げ期に、保護者がこれまでの子育てに自信を持っていただけるよう応援したいと思います。


理事長略歴

1974年奈良教育大学卒業。芦屋市立中学校で14年間教員を務める。その後私立女子校で数学を教えながら、
2000年4月から兵庫教育大学大学院で臨床心理学を学び、教師と生徒の関係性についての研究を始める。

2004年臨床心理士資格をとり、阪神南地区の小中学校のスクールカウンセラーとして活動。一方で、
2005年関西大学大学院後期博士課程で研究を続け、2008年学位を取得。
その後、同大学の非常勤講師として5年間学生を指導。

同大学での教員免許状更新講習の講師、公立小中学校の教員研修の講師また保護者講演会の講師などを経て、
2014年3月、特定非営利活動法人として「あんずぽこ」を設立するに至る。